長らく飛距離最強の革ソフトボールバットはMiken(マイケン)社のウルトラシリーズとされてきましたが、昨年これを上回るらしいバットが出回りました。
Dudley(ダドリー)社のライトニングレジェンドシリーズです。
グリップスピンテクノロジーなるギミックでボールが打球部との接触時にグリップし、打球に従来以上の回転を与え飛距離を生み出すとのこと。
なるほど確かに、硬球や革ソフトボールを飛ばすには多くの回転数が必要不可欠。
実際にこのギミックで回転数が増えるなら飛距離が伸びるのも納得です。
で、このライトニングレジェンドと名作と名高い2011年モデルのカタリスト、どちらが飛ぶのか?
私はどちらも使ったことはありませんが、ライトニングレジェンドでまず間違いないでしょう。
理由はバットの規格。
日本に流通するソフトボール用バットはJSA(日本ソフトボール協会)の規格を満たす必要がありますが、ライトニングレジェンドは当然そんな縛りはありません。
加えて、アメリカのソフトボールバットは大まかにASAバット、USSSAバット、シニアリーグバットに3つの規格に分類できます。
規格の緩さ、要は性能はシニアリーグ用 ⋗ USSSA ⋗ ASA となっており、旧JSAがASAと変わらないくらいとのこと。
最も規制が緩シニアリーグ用で最もホットなバットがJSA規格を守ったバットより飛ばないと思います?
日本での一般的なソフトボール、いわゆるファストピッチルールでは耐久力的に使用できないでしょうが、代わりに性能は段違い…というわけです。
とは言えこれは革ボールの話であり、ゴムボールとなると話が変わってくるかもしれません。
革ボールで抜群の性能を見せるバットでも、カーボンコンポジットはゴムボールとの相性が悪くあまり飛ばないなんてことも珍しくありません。
ミズノのAX4はソフトボールでこそ名作ですが軟式ではイマイチでしたし、革ボールではイマイチなビヨンドはゴムボールでは部類の強さを発揮しているとのこと。
ダービーライトニングの素材はどうなんでしょう?
グリップスピンテクノロジーの理屈は軟式用バットでも似たようなものが採用されているだけにそこそこ飛んでくれそうな気はするんですけどね。
逆にゴムボールと比較的相性のいいバットもあるようで、ディマリニはゴムでも革でもよく飛ぶそうです。
ディマリニのソフトボールバットの断面を見たことがあるのですが、他のメーカーと比較して最も薄いのではないかと思う位、ディマリニは打球部が薄かったです。
それだけたわみやすくトランポリン効果を引き出しやすいのでしょう。
【このバット、飛びます】ディマリニ The ONE2014年モデルスローピッチソフトボール用
¥24,624
こちらのディマリニのザ・ワンもシニアリーグ用バットで、規格上はディマリニで最も飛ぶソフトボール用バットです。
リンク先の商品紹介にもありますが、「日本のゴムボールとの相性もよく多くの方は今までの最長距離の先まで飛ぶと思います。」とのこと。
ゴムボールと言えばアレですよ、ビヨンドの存在があるわけですがそれより飛ぶんですかね?
ビヨンドでは長さ・重さ共に劣る部分もありますが、カーボンがビヨンド構造を上回るのでしょうか。
仮にそうならば、軟式球との相性も良かったりしませんかね。
ビヨンドメガキング、ハンターマックスをも超えるバットとなるやもしれません。
ちなみにルイスビルからも今季ついに初となるシニアリーグ用ソフトボールバット、ハイパーZがリリースされました。
カタリストもなんやかんやでゴムボールや軟式球の相性はいいみたいですし、これもまた飛ぶのではないでしょうか。
私としては前々から超高性能ソフトボールバットに興味があり、軟式球を打つならどれが最も飛ぶのかはっきりさせ、野球人生のベストショットに挑戦したい所です。
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今最も飛ぶらしい革用ソフトボールバット - Dudley Lightning Legend
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