はい。
エイプリルフールのネタではございません。
ガチです。
過去に更新したバットですが、あれから数年。
このバット、本当にこれ↓じゃね…?との疑惑が年々増してきましてね。改めて更新しようと思ったわけです。
いや、だってさぁ…一緒ぢゃん。
ボンズといえば、言わずと知れたサムバット2K1、しかしキャリア最終年となった2007年はサムバットの工場が水没?したとかでSSKを使っていたそうです。
なにぶん10年以上前の話ですので、真贋のほどは私もわかっておりませんが、2007年にSSKを使っていたのは紛れもない事実!
んじゃ、改めてバットを見ていきやしょう。
SSK Professional Edge Barry Bonds
原則、選手本人のネームはカスタムオーダーでも入れることはできません…どころか、そもそもSSKがボンズモデルをリリースした記憶がございません。
過去SSKにボンズモデルについて問い合わせたことがございますが、お答えできませんとのことでした。
この時点でかなりのレアものなんですよねこれ。
確か殿堂入り投票の期限、来年で最後でしたっけ?
私が投票権のある記者だったとしたら、「殿堂入りには値する、けど投票はするべきではない」とでもいったところでしょうか。
まずは個人的にこのバットの1番恐ろしいポイントから。
後述の特大バレル・特大のボンズノブを備えさらにカッピングがないのにもかかわらず、実測値889g。
どうなっとんねん…。
こんなボリュームのあるバットでこの重量設定…こんなのがカスタムでもない市販だとしたらSSKはとんでもないバットブランドですわ。
そもそも外観が完全に一致、さらにこの重量。
本当に本物なのでは…?
次はバレル。
2K1ほどゴツゴツはしてないんですよね。
意見穏やかにも見えますがだまされることなかれ、最大径はやはりデカい65.1mm。
市販のバットは重量調節の都合もあり65mm以上はそうそうありません。
それでも2K1ほどのショートテーパーではないためか、使用感としてゴリゴリのラージバレル的な印象は数値ほど感じませんでした。
特に意識してはいなかったものの、実際に測ってみたらデカかったといったところです。
さらにカッピングはなし。
MLBではめったにカッピングなしのバットを使う選手はおりませんが、このでかいバレルでカッピングなしとは驚きです。
しかし前述の重量と、最大の特徴でもある巨大なフレアグリップの影響でスイングウエイトは驚異の軽さ!
ルイスビルの331をベースとした、通称"ベルノブ"、"ボンズノブ"。
サムバットやオールドヒッコリーのボンズノブは大体直径61~62mmの印象ですが、SSKバージョンは控えめ59.8mm。
わずかではありますが、このわずかな差がキャリア最終年、通算HR記録に挑むにあたり大きな差だったのでしょう…と勝手に思ってます。
ここから恒例のテーピングでさらに微調整が入ります。
ハンドル系はサムバットとほぼ同様の23.8mm。
ここもテーピングで微調整がなされます。
いやぁ…このボリュームでこの重量・このバランスはおかしい。
やってることヤバいよ?このバット。
手持ちのバットの再現可能なバットメーカーさんに硬式用でコピーをお願いしても、ちょっとこれは苦しいのでは…?
用途が軟式用ってことで多少疎な素材で再現自体は可能でしょうが、これが本物なら用途は軟式の草野球どころかMLB、しかも通算HRの記録更新のかかったシーズンです。
長いことバットでボールを打つ機会も先の見通しもなく、パートナーとの近い将来のこともあり一部の野球用具の整理を本気で検討しておりますが、これはちょっとさすがにね…。
私に何かあったときは一緒に火葬するか、財にしてもらうか…。
本当に本物なら、その次元の話です。
まぁ何度も私が使っちゃったので価値は大暴落でしょうがね!